マッサージ通いは不健康の始まり

健康管理と収入

表題は「マッサージ通いは不健康の始まり」ということで、それでは「マッサージは健康に良くないのか?!」となりそうですが、まずはちょっと背景を聞いて下さい。

「お金で健康は買えない」といういわゆる常識のようなものがありますが、それはどうでしょうか。最近では各人の所得と健康の関係についても調査・研究が進んでおり、そこから「低所得層の子供の方が病気になりやすい」、「低所得者の要介護者比率は高所得者の5倍」というような報告もあります。言ってみれば「健康格差」かもしれません。こうした貧富の差が世界的にも訴えられるようになってきているのです。

富裕層の人達が会員制の高級ジムで個人トレーナーもつけて体を鍛えるのは彼らの特権でしょう。健康診断を受けるにしても、保険適用外でかなりの費用がかかります。健康的な食材を選ぶにしても、やはり高価になりがちです。結局、今や健康はお金で買う時代になってきたということでしょうか?

表題のマッサージですが、施術はけっして安いものではありません。マンツーマンでの施術ですから、そうそう手軽に受けられるというものではないでしょう。それに、マッサージだけを受けても、それが健康につながっているということでもありません。

健康づくりに詳しい大学のスポーツ科学部の教授によれば、健康を維持するためには費用は関係なく、運動、食事、禁煙、最後に薬、としています。特に運動を正しい方法で行えば、健康につながるそうです。